大田市場のこだわり仲卸の親父がドバイに売り込みに 第一話

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第一話

東洋一の規模を誇る大田市場にいながら、扱うアイテムの8割を全国の生産者さんから直接仕入れる仲卸だ。野菜でも果物でも、美味しい物だけを、生産者を訪ねて分けてもらう。付き合う生産者は、とにかく美味しく育てるために 、人の何倍も努力し、そして勉強する。凄い人たちだ。

何やら、プライベートジェットで来日、銀座の高級フルーツショップで数千万円の大人買いをする大尽がいるそうだ。

そこで考えた。私が付き合う凄い人たちの「美味しい本物」を世界中に伝え、その生産者の圃場にプライベートジェットで来てもらい、お金持ちに感動してもらおうと

地方の畑にプライベートのヘリが降り立つと、町中の人たちが集まり、町長が出迎え、地方テレビが大騒ぎ。きっと楽しいに違いない。生産者は一躍有名人になり、彼らの収入も増える。農業を嫌っていた若者たちは、こぞって凄い生産者に弟子入りする。きっと農業人口も増えるに違いない。

これを夢で終わらせない為に、世界で一番お金持ちが集まる都市に、売り込みに行こうと決めたのだ。

なんと言っても、昨年ドバイ万博が開催され、日本パビリオンが大人気だったドバイは、世界一高いビル、世界一大きなショッピングモール、世界一大きな空港、世界一広いテーマパーク、世界地図の形をした人口の島々などを完成させ、そのスケール感に魅了された投資家によって、資金が世界中から続々と集まっている都市だ。まさに、次回開催の大阪・関西万博に向けてテスト飛行が行われている「空飛ぶ車」が似合うような、未来都市さながら。

しかも、ドバイのホテルでは、世界中から集まる食材による食事やワイン、最高級のサービスが提供されているのに、その高級食材の中には日本産がほとんど含まれていないという。

現地の甘いもの大好きの人たちには糖尿病を持つ人が多く、「健康」「美容」「高級感」というイメージの日本食や日本食材だが、それらに値する「本物」がドバイには届いていないのが現状なのだ。

だから、結論。ドバイには世界中のお金が集まり、それを目当てに世界の富裕層が集まっている。日本産のプレミアムな農産物を販売しようと計画するには、十分な理由が、そこドバイにはあるのだ。

一月、世界一大きいと言われるドバイの空港に降り立った。もちろん、豪華さで有名なエミレーツ航空でだ。夜中の3時過ぎなのに、まるで巨大なショッピングモールの様にキラキラ明るく、世界中の人々で賑やかだ。

カフェやレストラン、お土産屋さん(デューティーフリーショップのこと)の全てが営業中。夜中の3時過ぎだよ。あまりに広いので長い時間かかって建物の外に出ると、物凄いタクシーの数。ウーバーと呼ばれるちょっと高級な車もいっぱい。

ホテルで一息ついたら、先ずは生鮮の市場視察へ。     続く

大田市場のこだわり仲卸店主
カネブン青果株式会社 代表取締役 鈴木大樹
https://kanebunseika.com/

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